この項目における教材のねらい

<テーマ:体験>

 実際に描き、それを見なおしてみるという体験をおこなうページです。

 まずはやってみようの精神で体験させてください。

 

<留意事項>

*心のままに描いてみよう 

 描き方や手法の指導ではなく、絵を描く時の心構えを話してください。

 この教材では、決められた方法で絵を描くことがだけではなく、自分が表現したいものを自由に描くという事を大切にしています。

 ですので、「やっちゃだめ」という規制をせず、思ったことを好きに描く事を勧めてください。

 また、見たまま描く事も一つのあり方ですが、見えないものを描く事もこの教材では大切にしています。例えば風に形があったり、音に色があってもよいのです。「こんなものはない。」という事は一切ありませんし、言ってはいけません。

 

*いろいろな手法

 お子さんが、自分ではこんな風に描きたいけど、うまく表現ができない、と考えた時のヒントになります。オーソドックスな道具もイロイロあること、なければ身近なものを使って工夫しても表現できる、という事を後押ししてください。専門の道具を用意してあげることが、決していいことではありません。

 

*見直そう

 作品の出来上がりを自分で判断する事を勧めてください。

 できたのか、まだなのかを自分で判断すること、途中で投げださないことをこの教材では勧めています。

 最初のうちは、完成しているかどうかの判断がつかず、これでおしまい!というかもしれません。しかし、繰り返しているうちに、自分で完成なのか、まだ何か気持ちが落ち着かない、もうちょっと手を加えたい・・・と欲が出てくるようになるはずです。

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